« 長編時代小説『国定忠次外伝・嗚呼美女六斬』 | トップページ | 栄五郎親分は大した貫禄だア »

2007年5月18日 (金)

世良田の祇園祭りの賭場はうまくいったぜ

緋牡丹博徒   緋牡丹博徒

国定忠治の無頼日記48   天保4年(1833)6月~24歳

世良田の祇園祭りの賭場に、俺ア、おりん姉さんを連れてって壷を振ってもらったんさ。各地から来た親分さんたちも、おりん姉さんの噂を知っていて、一目見たさにやって来てくれたぜ。

伊三郎の野郎は俺とおりん姉さんが一緒にいるのを見て、変な面をしやがったが、周りに親分衆がいるんで、何も言えなかったんさ。

「伊三郎もてえした親分だ。忠治におりんをくれてやり、シマ内の世良田の祇園祭りに忠治とおりんを参加させるたア、器量が大きいねえ」と褒める者もいりゃア、
「伊三郎親分もおりんを忠治に取られて、そのうち、シマまでそっくり取られちまうんじゃねえのか」と陰口をたたいている奴らもいたよ。

まあ、俺としちゃア、各地の親分さんたちとも近づきになれたしよ、弥七にやった十両は決して無駄にはならなかったってわけさ。

|

« 長編時代小説『国定忠次外伝・嗚呼美女六斬』 | トップページ | 栄五郎親分は大した貫禄だア »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/44960/6462538

この記事へのトラックバック一覧です: 世良田の祇園祭りの賭場はうまくいったぜ:

« 長編時代小説『国定忠次外伝・嗚呼美女六斬』 | トップページ | 栄五郎親分は大した貫禄だア »