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2007年2月19日 (月)

小三郎の野郎が心中しやがったってよ

赤目四十八瀧心中未遂 プレミアム・エディション

国定忠治の無頼日記46    天保4年(1833)3月~24歳

3年前に新五の兄貴を殺して、ずらかっていた小三郎の野郎が帰って来やがった。

文蔵が殺してやるって騒いだんだが、軍師に止められちまってな、丁度、そん時、草鞋を脱いでいた相州無宿の丈太郎さんが片をつけてくれたよ。

丈太郎さんは以前、紋次親分の世話になっていて、新五の兄貴の事も知ってたんだ。恩返しのつもりで仇を討ってやるって言ってくれたんさ。

うめえ具合に行ったんだか、伊三郎の奴が小細工をしやがって、小三郎はおふさって女と心中をしたって事になっちまった。

伊三郎は小三郎に兄貴の殺しを頼んでおきながら、小三郎を下手人として八州様に訴えたのさ。てめえで手配しておきながら匿うわけにもいかねえし、かといって、捕まえるわけにもいかねえ。処分に困って、あっしらが殺すのを待ってたのかもしれねえ。

小三郎は新五兄貴のかみさんに横恋慕して、強引にやっちまって、それを知った兄貴は小三郎を斬りに行ったが、逆にやられちまった。小三郎は旅に出るが、逃げ回るのに疲れ果て、故郷に帰って来て、昔の情婦を道連れに自殺したってえ筋書きになっちまった。

まったく、きたねえ事をするぜ。伊三郎の奴は絶対に許せねえ。

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