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2006年6月 4日 (日)

親分になって最初の賭場はうまく行ったぜ

国定忠治の無頼日記34   文政13年(1830)9月19日~21歳

久宮一家の賭場に殴り込みを掛けて、久宮の子分どもを国定村と田部井(ためがい)村から追っ払ってやったぜ。

そして、9月14日、国定村の重兵衛の土蔵ん中で初めての賭場を開いたんだ。

境宿の伊勢屋の賭場が二と七の日なんで、国定村は四の日、田部井村は九の日に開くって決めたんさ。

噂を聞いて、あちこちから旦那衆が集まってくれて、予想以上の賑わいだったぜ。嬉しかったねえ。客が来なかったら、どうすんべえって心配したけど、みんな、俺の事を見捨てちゃいなかった。ほんと、ありがたかったよ。

驚いた事にゃア、お袋お鶴と一緒に来やがった。博奕は打たなかったけどよ、旦那衆に、俺の事をよろしく頼むって頭を下げて回っていたよ。お袋の出る幕じゃねえって追い返したんだけどよ、ほんとは嬉しかったんさ。

俺が親分になって最初の賭場は大成功さ。19日にゃア、田部井村の嘉藤太んちで開いて、それもまずまずのできだアな。久宮一家も俺様を恐れたのか、邪魔をしにゃア来なかったぜ。

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