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2006年2月 8日 (水)

今井小町って呼ばれていたベッピンさんよ

お鶴

国定忠治の無頼日記.2   文政8年(1825)秋~16歳

お町の事ア、男らしく、きっぱりと諦めたぜ。

塾の先生んとこに嫁に行ったお町を見返してやるわけでもねえが、俺ア剣術道場の道場主になってやろうと思ってな、免許を取るために本間道場に真面目に通って、剣術修行に打ち込んでいたのさ。

それでよお、秋になって、俺ア嫁を貰ったぜ。

まだ、祝言挙げるなんざ、早えたア思ったが、親父が6年前に亡くなっちまって、おふくろが一人で頑張っていたからな、俺が嫁を貰って、働き手を増やさなくちゃならなかったんさ。

俺んちは国定村でも裕福な方でな、小作人を何人も使って、お蚕(かいこ)さんをやっているんさ。

何でも、昔アお侍だったらしい。詳しい事ア知らねえが、新田義貞の家来たちが、この辺りに土着したんだそうだ。

そんな事アどうでもいいんだが、俺が遊んでばかりいるんで、おふくろが一人で小作人たちの指図をしてるんさ。

嫁が来りゃア、おふくろも、ちったア楽になるだんべと俺も嫁っこを貰う事に決めたのよ。

今井村から嫁いで来た嫁は、お鶴といってな、俺より二つも年上なんさ。

お町のような華やかさってもんはねえが、おしとやかなお嬢さんて感じで、今井村じゃア、小町って呼ばれていた程のベッピンよ。

あっしも夢中になっちまったぜ。お町の事なんざ、すっかり、忘れて、毎晩、お楽しみってとこよ。

まあ、絵に描いたら、こんな感じだんべ。

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